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あたみ桜 熱海エリア

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どこよりも早く、春に出会える熱海

「日本一早い桜」と称されるあたみ桜は、レモンやナツメヤシとともに1871年(明治4年)頃に熱海を訪れたイタリア人によってこの地にもたらされました、その後、先人たちの努力により増殖が行われ、市内各地に植栽されました。さらに下田の御用邸(1972年)や伊勢神宮(1973年)、東宮御所(1976年)に献上されたことで広く知られるようになったといいます。熱海市では市制施行40周年を記念して、1977年(昭和52年)4月10日にあたみ桜を「熱海市の木」に指定しました。

あたみ桜は、早咲きの桜として注目を集める河津桜よりも約1カ月も早い1月に開花の時期を迎えます。この開花時期は沖縄の寒緋桜と並び、日本列島で最も早咲きです。また、一般的な桜の開花期間は1~2週間ですが、あたみ桜の開花期間は1カ月以上と長いことも特徴のひとつ。

開花期間が長い理由は、花のつき方にあります。あたみ桜は、ひとつの枝に、早い時期に開花する花芽と遅い時期に開花する花芽の二段構えに形成されているため、より長く楽しめるというわけです。また花粉形態分析などから、台湾・沖縄地方の「カンヒザクラ」と日本の暖地に自然分布する「ヤマザクラ」が親であることが推定されています。

サンビーチ周辺
(釜鳴屋平七像・親水公園)

サンビーチに設置された釜鳴屋平七像の両脇には2本のあたみ桜があり、海と桜を同時に眺められます。また、渚親水公園(渚デッキ)にも17本のあたみ桜が植えられています。

●住所:熱海市東海岸町 サンビーチ周辺

糸川遊歩道

市内中心部を流れる糸川沿いの遊歩道には、300mにわたり50本を超えるあたみ桜が。毎年1月上旬〜2月上旬に「糸川桜まつり」を開催しています。

●住所:熱海市銀座町 糸川沿い

渚小公園

子ども向け遊具もある渚小公園には、道路沿いと公園内に15本のあたみ桜があります。ひと休みしながら静かに桜を愛でたいときにおすすめ。

●住所:熱海市渚町23

サンレモ公園

フランス国境やモナコに近いイタリアン・リヴィエラ海岸の美しいリゾート地・サンレモ市との姉妹都市提携を記念して作られたサンレモ公園には5本のあたみ桜があります。

●住所:熱海市和田浜南町6

基本情報

各地の開花情報は、開花時期が近づくと熱海市の公式ウェブサイトで随時更新されています。
https://www.city.atami.lg.jp/hana/1003681/1003682/index.html

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