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北条時政が娘・政子の奪還を諦めた坂

熱海駅の裏手から熱海中学校まで続く坂を「桃山坂」と呼びます。この場所は、源頼朝を慕って婚礼から逃げ出した娘の北条政子を取り戻そうと、北条時政が伊豆山へ向かった際、走湯権現(伊豆山神社)の僧兵(大衆)たちが「百坂(ももさか)」を塞いで抵抗したことが『曾我物語』に記されています。

はじめは平家の威を恐れて政子と頼朝の仲に反対した時政ですが、やがて二人の結婚を認め、頼朝の後ろ盾となりました。1180年(治承4年)8月17日に頼朝が山木兼隆を討ち取った際には、計画の拠点として自身の館を提供したほか時政自身も襲撃に加わっています。現在は、坂道の愛称碑「桃山坂」が設置されています。

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基本情報

駐車場 なし

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