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民話として伝え残る源頼朝の姿

鎌倉幕府を開いた源頼朝は、韮山の蛭ヶ小島(伊豆の国市)で14歳からの20年間を流人として過ごしました。そのため、伊豆半島には多くの伝承が残っています。手無地蔵にまつわる民話もそのひとつ。

頼朝が三嶋大社に参拝した折、美しい女性が後をつけてきましたが、怪しい気配を感じた頼朝は知らぬ素振りでやり過ごしました。ところが、それから頼朝が通るたびに後をつけてくるようになります。ある日、後ろから声をかけられた頼朝が「うるさい」と怒り声を上げて刀で女性の片腕を切り落とすと、それは地蔵だったといいます。それ以来、片手がなくなった地蔵は「手無地蔵」と呼ばれるようになりました。このとき頼朝が刀の血を洗った川は「血の川」と呼ばれ、現在も「ちみだれ川」や「てみだれ川」と呼ばれているそうです。
手無地蔵の由来については、ほかにもいくつかの伝承が残されています。

関連人物

基本情報

住所 静岡県三島市中84-6
HP https://www.city.mishima.shizuoka.jp/ipn030101.html
駐車場 なし
トイレ なし

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