ホーム スポット一覧 静岡県の周辺エリア 北条氏邸跡(円成寺跡)

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歴史の重要な舞台となった北条氏の邸宅跡

源頼朝の挙兵を支え、鎌倉幕府の執権として活躍した北条氏の邸宅は、狩野川の東岸・守山(もりやま)の北西部にある小さな谷にありました。鎌倉時代、この一帯は伊豆北条と呼ばれる北条氏の本拠地で、守山の東側には北条氏の氏寺である願成就院が建てられました。
1992年から1993年にかけて行われた発掘調査では、平安時代末期から鎌倉時代初めにかけての大量の出土遺物とともに、北条氏が鎌倉に本拠地を移すまでの建物跡と北条氏滅亡後に建立された円成寺跡が発見され、北条氏の興亡を物語る遺跡として国指定史跡に指定されています。

現在は、平安時代の終わりから鎌倉時代にかけて歴史の舞台となった北条氏邸跡と、室町時代に建立された円成寺跡それぞれの解説板が設置されています。透明なガラスの解説板には建物のフレームが描かれており、ガラス越しに見ると当時の建物が建っているように見える仕組みで、建物群の位置関係やスケールが理解できようになっています。

(写真提供:伊豆の国市)

鎮魂を祈る場となった円成寺

1333年(弘元3年)に鎌倉幕府が滅亡を迎えると、北条一族の妻や娘たちは鎌倉から韮山の地に戻りました。そして、一族の円成尼(えんじょうに)という女性が中心になって、かつての館の跡に寺院を建て、北条氏の鎮魂を祈ったのが円成寺です。円成寺は室町時代にも尼寺としてその形を残し、江戸時代まで続いたことがわかっています。

関連人物

基本情報

住所 静岡県伊豆の国市寺家13
HP https://www.city.izunokuni.shizuoka.jp/bunka_bunkazai/manabi/bunkazai/kunishite/hojoshi.html
駐車場 守山西公園(伊豆の国市中條469-5)に17台+車いす1台
トイレ あり

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