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今宮神社 熱海エリア

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源頼朝も崇敬した、願いごとのかなう宮

熱海の西部地区に鎮座する今宮神社は古くより心願成就の宮として崇敬を集めてきました。創建はとても古く、今から1700年以上前の仁徳天皇の御世と伝えられています。御祭神は、親しみを込めて“えびすさん”と呼ばれる「事代主神(ことしろぬしのみこと)」と“だいこくさん”こと「大国主神(おおくにぬしのみこと)」で、商売繁盛・縁結び・病気平癒のご神徳をたまわれます。

今宮神社の名が知られるようになったのは、正治2年(1200年)に源頼朝の命によって社殿が再建されたことがきっかけでした。伊豆の国に配流された源頼朝が伊東祐親の追手から逃れ山中に迷い込んだ際、大きな楠のもとに建つ神殿(今宮神社)に額づいて成功開運を祈願。神様の恩頼を賜り、無事に追手から逃れた頼朝が平家を滅ぼし源氏を再興させたことで、今宮神社は“願いごとのかなう宮”として多くの人の崇敬を集めることになりました。

現在の本殿は、寛永12年(1673年)に新築されたのち元禄10年(1689年)に小田原城主の大久保保朝が修復。さらに天保2年(1831年)に韮山代官の江川太郎左衛門によって再度修復されたものです。毎年10月19日・20日には今宮神社例大祭が執り行われます。

頼朝の命を救った社

伊東祐親の追手から逃れて伊豆の山中に入った源頼朝が力尽きて諦めかけたそのとき、清らかな湧水を発見(頼朝の一杯水)。のどの渇きを癒して再び立ち上がり、麓に見えた大楠の下の社で成功開運を祈願しました。その社が今宮神社です。無事に追っ手から逃れて源氏を再興させた頼朝は、社殿造営などを通じて今宮神社に心を尽くしました。

今宮神社獅子神楽

源頼朝が今宮神社の祭礼に参拝した折、神楽人に太刀を与えたと伝えられています。例大祭では、その故事にちなんだ「つるぎのまい」などが奉納され、天下泰平、氏子繁栄、五穀豊穣を寿ぎます。

大楠の引き寄せ御守り

いいご縁を引き寄せられるよう、御祈願を込めた特別御守り。ひとつひとつに楠の葉が入っており、あたみ桜色、ジャガランダ色、イチョウ色など6色(うち1色はペンダントタイプ)から選べます。

天然記念林

樹高33mの御神木クスノキのほか、タブノキ、ラカンマキ、イチョウ、ナギ、ホルトノキなど、樹高20m以上の暖帯性樹木46本からなる神社の森(社叢)は、天然記念物に指定されています。

大銀杏・落ち葉のじゅうたん

境内には、天に向かって枝を広げる立派な大銀杏が立っています。毎年、秋の終わり頃になると美しく色づいた葉が落ちて、まるで黄金色の絨毯を敷き詰めたかのような景色が楽しめます。

頼朝の湯

境内に湧く温泉の源泉(約50度)を活かして、2017年に足湯「頼朝の湯」が開設されました。足湯の中央に設置された御祭神であるえびす様の像を眺めながらくつろげます(湯張りは期間限定)。

関連人物

基本情報

住所 静岡県熱海市桜町3-29
HP
駐車場 なし
備考 源頼朝伝説が残る
毎年10月中旬に例大祭を開催
心願成就の宮として崇敬を集める
例大祭の様子

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頼朝の一杯水
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