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伊豆山神社 伊豆山エリア

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源頼朝と北条政子が出会った歴史の舞台

長い石段をのぼると、境内から熱海市街と相模灘を一望できる伊豆山神社。伊豆という地名の発祥地であり、地元では「走湯権現」と呼び親しまれてきた強運守護・福徳和合・縁結びの神様です。平安時代には山岳修験霊場として名を馳せたほか、源頼朝と北条政子の縁が結ばれた場所であることから縁結びのパワースポットとしても知られるようになりました。源頼朝が伊豆山神社の加護のもとで鎌倉幕府を樹立し征夷大将軍になると、武家が誓いを立てる起誓文にもその名が連ねられるようになり、戦国時代に後北条氏、江戸時代には徳川将軍が崇敬しました。また、源実朝が参詣の途に詠じた和歌が『金塊和歌集』に収められています。

約4万坪の広大な境内は、ホトトギスの名所として名高く歌枕にも詠まれた「子恋の森」の一部。本殿のさらに奥、海抜380mの位置には本宮社が鎮座し、参拝の道のりは1時間ほど。山道をのぼっていく必要があるので歩きやすい服装や靴で訪れるのがおすすめです。かつて「上宮」と呼ばれた本殿から参道を下ると「下宮」の跡地、そして本殿から837段の階段をおりた先には、湯の神様を祀った「走り湯神社」と日本三大古泉のひとつ「走り湯」があります。古くから「伊豆山の地下では神の化身である赤白二龍が温泉を生み出している」という言い伝えがあり、火をつかさどる赤龍と水をつかさどる白龍は強運・天下取りの神として手水舎や社殿、お守りにも施されています。

頼朝と政子の出会いの場

のちに「鎌倉の尼将軍と」呼ばれた北条政子は、伊豆韮山の小豪族の娘。韮山の蛭ヶ小島に流刑となった源頼朝と恋に落ちますが、政子の父・北条時政はこの結婚に大反対。親が定めた山本兼高との婚礼の夜、政子は宴席を抜け出し日金七里の山路を越え、伊豆山へ。知らせを受けた頼朝と劇的な対面を果たしたのが逢初橋の上だといわれています。

伊豆山神社階段の数

本来の参道は、「走り湯」から始まる837段の階段。伊豆山神社前のバス停からは本殿まで約180段で参拝できます。階段は「男坂」と呼ばれ、神社の横にある坂道の参道は「女坂」と呼ばれています。

頼朝・政子腰掛け石

伊豆山神社を崇敬していた源頼朝が、北条政子と縁を結び育んだのが伊豆山神社。境内のこの場所で恋を語らったといわれています。夫婦となり鎌倉に幕府を開いたあとも篤い信仰をよせました。

光石

大磯高麗山(高来神社)より道祖神(猿田彦大神、天宇受売命)とともにやってきたとされる光の石。参拝の際に触ったり座ったりすることで、光のパワーを授かることができるといわれています。

結明神社

ご祭神は「日精」と「月精」という夫婦で、縁結びを叶えてくれる神様。古くは「一名恋祭り」という神事があり、各地から若い男女が参列に集まっていたことが記録とともに伝えられています。

の木

御神木である梛の葉は容易には裂けないことから、その葉を大切に持っていると良縁が結ばれると言い伝えられています。北条政子も頼朝との縁を願い、その葉を手鏡の下に敷いていたという逸話も。

頭髪梵字曼荼羅

源頼朝が亡くなると、政子は自らの髪を使って46文字の梵字を刺繍し、頼朝の一周忌の日に法華堂の本尊として奉納したといわれています。境内の伊豆山郷土資料館に複製が展示されています。

関連人物

基本情報

住所 〒413-0002 静岡県熱海市伊⾖⼭708-1
HP https://izusanjinjya.jp/
駐車場 10台ほど
トイレ あり
備考 ・階段が急、かつ段数も多く、ご高齢の方には厳しい。
・縁結びスポットとして、ハート型のおみくじを結ぶ場所があり、若い女性も楽しめます。

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