日暮八幡神社
音無神社の「おとなしの森」で、密かに八重姫との逢瀬を重ねた頼朝が、人目を忍ぶべく日暮れを待ったのが、すぐ近くに鎮座する日暮八幡神社の「ひぐらしの森」であったと伝えられています。
住所:伊東市桜木町1丁目2-10
源頼朝と八重姫がひそかに愛を育んだ場所
伊東市の中心部を流れる松川畔に鎮座する音無(おとなし)神社。祭神として祀られている「豊玉姫命(とよたまひめのみこと)」のお産が軽かったという神話から、安産と縁結びの神として信仰されています。地元では古くから安産祈願とそのお礼として、底が抜けた柄杓を奉納するのが習わしで、社殿には数多くの底抜け柄杓が飾られています。境内には、指定天然記念物のシイの木や樹齢約1000年のタブの木からなる「おとなしの森」も。
また、『曽我物語』によれば、伊豆に配流された源頼朝が伊東の豪族である伊東祐親(すけちか)の娘・八重姫とひそかに愛を語りあったという伝承が残る場所でもあります。やがて二人は千鶴丸という子を授かりますが、頼朝の監視役でもあった伊東祐親の怒りに触れて千鶴丸は命を奪われ、二人の仲も引き裂かれたといいます。
毎年11月10日に執り行われる例大祭では、源頼朝と八重姫が逢瀬を楽しんでいたという言い伝えにちなんで、真っ暗な社殿の中でお神酒を回す際に隣人のお尻をつねって合図するという祭事が催されていました。現在では、お囃子のリズムに合わせてお尻をぶつけ合うユニークな“天下の奇祭”「尻つみ祭り」が行われています。
伝承によれば、平治の乱後、伊豆国の蛭ヶ島に流された源頼朝は、伊東の北にある小御所で一時を過ごました。そこで出会ったのが、伊東祐親の娘である八重姫。愛し合う二人が逢瀬を重ねた場所が音無神社にある「おとなしの森」だったと伝えられています。また、対岸にある「ひぐらしの森」は、頼朝が八重姫に会うため日暮れを待った場所だそう。
音無神社の「おとなしの森」で、密かに八重姫との逢瀬を重ねた頼朝が、人目を忍ぶべく日暮れを待ったのが、すぐ近くに鎮座する日暮八幡神社の「ひぐらしの森」であったと伝えられています。
住所:伊東市桜木町1丁目2-10
住所 | 静岡県伊東市音無町1-13 |
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公式HP | 無し |
駐車場 | 3台程度 |
トイレ | あり |