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中山晋平記念館 熱海エリア

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作曲家・中山晋平が終の住処とした別荘

「船頭小唄」や「東京行進曲」などのヒット曲を次々に生み出し、「てるてる坊主」や「証城寺の狸囃子」、「シャボン玉」など、数えきれないほどの童謡も書き続けた作曲家・中山晋平。大衆音楽の普及に大きく貢献した中山は、第二次世界大戦が激化した1944年(昭和19年)に東京都中野区から熱海の別荘へと移住。1952年(昭和27年)に65歳で生涯を閉じるまで、この場所で暮らしました。

現在一般公開されている館内には、中山が作曲する際に使用したピアノや、直筆の譜面、当時のレコードといった貴重な資料が展示され、落ち着いた日本庭園と木造建築の佇まいが訪れる人々の心に安らぎを与えてくれます。建物の随所に作曲家らしいこだわりが散りばめられているのも見どころのひとつ。

たとえば、1階と2階の廊下にある欄間には、5本の竹格子が用いられており、これは音楽の楽譜(五線譜)にちなんでつくるよう依頼したものだといわれています。
また、2階へと上る階段や手すりに使用されている木材には多く節(ふし)が。これは、音楽の「節」にちなんで、あえてこのような木材を使って建築するように頼んだといいます。

大衆音楽の普及に貢献した作曲家

中山晋平は、島村抱月が旗揚げした「芸術座」の劇中歌「カチューシャの唄」で作曲家としてデビューし、独特の「晋平節」を確立。手がけた曲は生涯で3000曲を超え、大衆音楽の普及に大きく貢献しました。移住後も、「熱海節」「梅まつりの歌」「熱海第一小学校校歌(熱海国民学校)」など、熱海にまつわる数々の曲を作曲したことでも知られています。

関連人物

基本情報

住所 〒413-0032 静岡県熱海市梅園町 熱海梅園内
電話番号 0557-85-1933
入館料 無料 ※梅まつり期間中は梅園の入園料がかかります。
開館時間 10:00~15:30(梅まつり期間中は16:00まで)
休館日 毎週木曜、年末
※梅まつり期間中は無休
駐車場 なし
アクセス ・JR熱海駅バスターミナル1番乗り場より
「梅園・相の原方面行き」バスで約15分、「梅園」下車。徒歩約5分

・JR熱海駅よりタクシーで約10分
・JR来の宮駅より徒歩約10分

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