大湯間歇泉(熱海七湯) 熱海エリア
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世界の三大間歇泉に数えられた自噴泉
熱海銀座の通りから少し山側に鎮座する湯前神社の手前にある「大湯間歇泉」は、かつて世界の三大間歇泉のひとつに数えられた有名な自噴泉。噴出は昼夜6回、湯と蒸気が交互に激しい勢いで吹き出し、地面が揺れるようだったと伝えられています。
噴出は明治中頃から減少しはじめたものの、大正時代初期までは一定のリズムで規則正しく多量の熱湯を吹き上げていました。しかし、1923年の関東大震災後に噴出が衰え、1977年に市の文化財として人工的に噴出する間欠泉に再整備。現在は、およそ5分ごとに3分間、湯を噴出させて往年の大湯の姿を再現しています(噴出時間は午前8時〜午後7時)。
大湯間歇泉の右手に建つ墓碑は、1860年(万延元年)に熱海に滞在した初代駐日英国大使オールコックの愛犬トビーのもの。間歇泉に触れて大火傷の末に命を落としてしまったトビーを村人たちが手厚く弔う姿に感激したオールコックが熱海を去った翌年に送り届けました。
大湯間歇泉の左手には、日本初の公衆電話ボックスを模して復元した「六角形の白い公衆電話ボックス」と、「市外電話発祥の地」の碑が設置されています。
関連人物
基本情報
住所 | 静岡県熱海市上宿町3(ニューフジヤホテルアネックスと湯前神社の間) |
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HP | https://www.city.atami.lg.jp/shisetsu/bunka/1002089/1002095.html |
駐車場 | なし |
トイレ | なし |
備考 | ・熱海駅より徒歩約20分 ・熱海駅より湯~遊~バス「大湯間歇泉」下車。徒歩約1分 |